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時計の雑学

世界3大腕時計の魅力

公開日: 2021/04/02

【世界3大腕時計】と呼ばれるブランドが存在する事を知っていますか?

 

パテック・フィリップ(PATEK PHILIPPE)
ヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin)
オーデマ・ピゲ(AUDEMARS PIGUET)

 

この3ブランドが数ある高級時計ブランドの中でも最高峰とされる【世界3大腕時計】と言われています

 

 

これらの3ブランドの歴史はどれも古く、中でも1755年スイス・ジュネーブで創業されたヴァシュロン・コンスタンタンは世界最古の時計メーカーと言われています

 

パテックフィリップの創業は1839年、オーデマピゲは1875年です
260年以上の歴史を持つヴァシュロン・コンスタンタンはもちろんですが、パテックフィリップもオーデマピゲもそれぞれ150年近い歴史を持っています

 

この長い時間、貴族や王族に愛され重宝された3ブランド
現代においても高級時計の最先端を走っている事は凄いことだと思います

 

さらに、これら3ブランドの時計は、まさに高級時計!
価格においても簡単に万人が手にする事が出来ない価格になっています
それでも、人々に愛され続け、時計好きが最後に辿り着くとされる【世界3大腕時計ブランド】

 

なぜこの3ブランドが別格とされているのか?
この3ブランドの魅力とはどんなところにあるのか?

 

今回は世界3大腕時計ブランドについて少し書いていこうと思います

 

 

まず、これら3ブランドに共通している事は、「Swiss made」 である事と技術力の高さ

 

元々、エナメル細工や彫金、華美な宝飾細工が盛んにおこなわれていたスイス、ジュネーブ近郊
これらの職人たちの美意識と卓越した技術力が時計産業へと移り変わったのちも支持されスイス・ジュネーブが時計産業の中心地となっていきました

 

そしてそれぞれが長い歴史の中で培ってきた高い技術力を持つ事も言うまでもありませんよね
時計は精密機器であり、その神髄は機構精度の高さです

 

 

・パテック・フィリップ

 

 

パテックフィリップと言えば抜きん出た技術力の高さが有名です

自社で開発研究部門を持つパテックフィリップは、新しい機構の開発に努力を惜しみません
1989年には33の複雑機構を搭載し、1728個にも及ぶ部品を使用した懐中時計を発表
「最も複雑な機構を持った」懐中時計として話題になりました

近年でも2014年には合計20種類に及ぶ機能(ムーンフェイズ表示、パワーリザーブ表示やパーペチュアルカレンダー等)を搭載した腕時計を発表
なんとダブルフェイス構造になっており、表と裏で違った印象の文字盤になっています

これだけで、その機構の複雑さと技術力の高さが分かりますよね

 

そして、もう一つ
デザインの素晴らしさもパテックフィリップが愛される理由ではないでしょうか?

 

パテックフィリップを代表するモデル「カラトラバ」
シンプルで無駄のない上品な美しさは1932年の登場から現在まで人気を維持し続けています

 

 

 

ヴァシュロンコンスタンタン

 

 

ヴァシュロンコンスタンタンの歴史が古いのは先述お伝えしましたが、その250年もの間一度も途切れることなく時計の製造を行っている事も有名です
そしてそんな歴史あるヴァシュロンコンスタンタンだからこそ、代々受け継ぐ事が出来る普遍性への信頼があるのです

もちろん技術力の高さは言うまでもありませんが、その「普遍性への信頼」は実は魅力として重要で受け継がれる思いや変わらぬ価値がヴァシュロンコンスタンタンというブランドの価値へと繋がっているのだと思います

 

そしてもう一つは「美」でしょうか

ヴァシュロンコンスタンタンの時計はどれもその芸術的な美しさが抜きん出ています
代々受け継がれてきた職人達の技術力が生み出す装飾はまさに芸術作品と言えるでしょう

 

 

・オーデマ・ピゲ

 

 

オーデマピゲの一番の魅力と言えば「革新」です
培った高い技術力に満足すことなく、そこに「独自性」を追求するのがオーデマ・ピゲの特徴
新しい何かを求め、常に挑戦し続けるブランド
世界で初めて腕時計の素材にステンレススチールを採用した「ロイヤルオーク」の発表は時計の愛好家だけではなく世界中に衝撃と興奮をもたらしました

「ロイヤルオーク」は現在ではブランドの顔ともいえる代表モデルにまで成長しています
それでもそこに更なる新しさを追求し続けているオーデマピゲはやはり「革新」のブランドですね

 

 

それぞれの高い技術力と歴史、そしてそれに頼らず更なる高みを目指す努力こそがこれらのブランドの魅力なのかもしれません
今回は少しづつしかご紹介出来ませんでしたがこれらのブランドはまた改めて、それぞれ書きたいと思います