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時計の雑学

北京2022! 公式時計【オメガ】とオリンピックの深い関係とは?

公開日: 2022/02/17

連日、見るからに寒そうな白銀の世界の中で熱い戦いが繰り広げられています
皆さんは北京2022冬季オリンピック、観ていますか?
4年に1度のこの大会で少しでも良い結果を残すためアスリートの皆さんは努力を続けています
そしてそんな競技に欠かせないものが、「時計」です
今回は北京2022大会で公式時計を務めている「OMEGA」についてご紹介します!

 

 

 

 

 

OMEGAとオリンピック

 

初めてOMEGAがオリンピックの公式時計を務めたのは1932年アメリカで開催されたロサンゼルス大会でした
以来、30回もの公式時計を務めているそうです

 

オリンピックを目指すアスリートの方々は、この大会で少しでも良い結果を残すために日々練習に励んでいます
順位が決まる競技の世界は練習したからと言って必ず報われるわけではありません
その日の体調や天候、競技の順番や対戦相手との相性、運もあるかもしれません

 

しかも、世界のトップアスリート達が競い合うのです
タイムの差は0.01で勝敗が分かれてしまう、そんな世界なのです

 

だからこそ!オリンピックの「時間」には大きな責任と信頼が必要です

 

そんなオリンピックの公式時計を長年任されている【OMEGA
初めて公式時計となった1932年は陸上競技のスタートラインが、「選手が小さな穴を掘ってスタートブロックの代わりをする」と言う、まだまだ原始的で技術が追い付ていないような状況でした

 

そんな時代からOMEGAは時計・計測の技術開発に力を注ぎ
1948年の冬季サンモリッツ大会・夏季ロンドン大会では世界初となる光電子写真装置が使用されました
(この当時はまだ、冬季と夏季が同じ年に開催されていたんですね、それも驚きです・・)

 

電子時計の時代となり、時計の技術は更に進化を続けます
1968年のメキシコ大会では「タッチパネル」が採用され、水泳競技において選手が「自分でタイムを止める」事が可能となりました

 

実際の競技では失敗は許されません
選手一人一人が最高のパフォーマンスを発揮できるように
万が一にも計測のミスが起こりえないよう、OMEGAは最新の技術を追求しながらその精度、信頼性も確立してきたのです

 

 

それだけ凄い事をしているのに、オリンピック開催中にOMEGAが前面に出てくる事って殆どないですよね
勿論スターターや、計器にロゴは入っていますがそこまで主張する事もありません
機器だけではありません、実際には計器を扱う「人」がOMEGAから沢山来て仕事をしてくださっているのですが、自分たちは「サポーター」であり、「ヘルパー」であるとして選手の後方からサポートする事に徹しています

 

何だか「職人」の誇りを感じてしまうのは私だけではないと思います

 

まだまだ、熱戦の続く2022北京オリンピック
選手たちの競技はもちろんの事ながら、そのタイムを計るOMEGAにも注目してみて下さいね

 

 

 

 

2022北京の為の特別なOMEGA

 

この歴史的な祭典の為に作り出された、OMEGAの特別な時計達
「オリンピック」と言う世界的なイベントに相応しい時計の数々をいくつかご紹介しましょう

 

 

 

オリンピック タイムキーパー コレクション

 

 

何とケースバックには陽極酸化処理が施されたブラ⁠ックのアルミニウム製リングが付属していて、1932年のロサンゼルス大会~2028年のロサンゼルス大会までのOMEGAが公式を務めた全ての開催地と日付が記載されています
ベルトカラーもオリンピックが象徴されており、全色コレクションしたくなりますよね
オメガ マスタ⁠ー クロノメ⁠ータ⁠ー キ⁠ャリバ⁠ー8800が搭載されており、世界限定2032本です!

 

 

 

 

ーアクシャルマスター クロノメーター41mm、42mm

 

 

左:「シーマスター アクアテラ」の特別なモデル
ケースサイズ41mmで、真っ白な文字盤は雪上を表現しています
写真のケースバックはダイバーのものですが、アクアテラのケースバックにも2022北京のマークが入っています

 

中央:「シーマスター ダイバー300M」の特別なモデル
こちらのケースサイズは42mm、ダイヤル2・4・8・10・12時位置にはオリンピックカラーが使用されています
画像右側のようにケースバックには2022北京のマークが入っています

 

 

 

如何でしたか?
オリンピック競技で精度にお墨付きのあるOMEGAの時計

 

私は運動が得意ではなく、オリンピックは観戦専門です
それでもこういった特別なピースがあると、自分も参加出来たような
この瞬間を共有したような気持になるから不思議です

 

記念品や限定品って欲しくなってしまいますよね・・

 

2月20日の閉会式まで後、数日。まだまだ、熱戦は続きます
選手の皆さんには、後悔と怪我のないように!応援しています

 

スポーツ競技とは切り離せない「時計」にも注目しながら
残りの競技を楽しみたいですね