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時計の雑学

知っておこう!革ベルトだからこその種類の多さと美しさ

公開日: 2021/07/20

最近は「ラグスポ(ラグジュアリースポーツ)」が流行している為、金属製のブレスレットやラバーベルトに人気が集まっているようです
暑い夏に向けても汗に弱い革ベルトはお勧めではありません
だからこそ!今、革の種類の多さやその模様の美しさを再認識しておきませんか?

 

 

 

 

革ベルトのメリット・デメリット

 

 

先ずは、革ベルトのメリットとデメリットをきちんと把握しておきましょう!

 

メリット

 

・気軽に交換出来、ヴァリエーションを楽しむ事が出来る
・金属製ブレスレットに比べ、安価な事が多い
・軽い
・高級感がある
・ドレスコードのある場所や公の場で着用出来る
・金属アレルギーの心配がない

 

 

デメリット

 

・消耗品であり、交換が必要である
・汗や水分に弱い
・手入れが必要である

 

 

簡単にですが、上記の様なメリット&デメリットがあります
特に汗や水分などには注意が必要で、そのままにしておくと革が痛むのはもちろんですが、臭いの元になったり・・
毎日の手入れは結構重要になってきます
この「手入れ」が面倒だと感じてしまう方も多いですよね

 

しかし!

 

革ベルトのメリットにも挙げました「ヴァリエーションを楽しむ事が出来る」と言うのが魅力的なんです!
なぜなら、その種類が本当に豊富だから
カラーはもちろんの事、言うまでもなく「模様」も革の一番の魅力ですよね
この「模様」も革の種類や使用されている場所によって一つ一つ違った顔を見せてくれます
この多種多様なヴァリエーションが革の魅力です!
同じ時計でも革ベルトを変えるだけで全く違う雰囲気になるんです

 

 

 

 

革の種類

 

・クロコダイル(アリゲーター)
その名の通り、「ワニ革」です
アリゲーターとはワニの種類の違いです、模様も微妙に違うのですが、レザーになってしまうと見分けるのは少し難しいかもしれませんね
一番有名な革かもしれません
腕時計の革ベルトとしても多くのブランドに採用されており、その「模様」は皆さんがイメージする革ベルトの代表かもしれませんね

 

 

 

 

・リザード
トカゲの革
クロコダイルに並ぶレザーの代表格です
小さな鱗の様な模様が綺麗に並ぶリザードは上品な印象で、レディースの革ベルトによく使用されています

 

 

・カーフ
牛革(生後6ヶ月の子牛)
キメが細かく柔らかい、手触りの良いのが特徴です
シンプルな革はとても上品で性別も着用シーンも選びません

 

 

・オーストリッチ
ダチョウの革
こちらも高級レザーを代表する革です
腕時計よりはバッグなどに使用されている印象をお持ちの方も多いと思います
特徴的なクイルマークと呼ばれる突起、これは羽軸の後なんだそうです
また、耐久性があり丈夫である事も特徴ですね

 

 

・パイソン
ヘビ革
全長2m~4m位の比較的大型のヘビ革の事
とてもしなやかで丈夫なのが特徴です
また、特徴的な模様はカットする場所によって違った印象を与えてくれるので、「自分だけの唯一」感を感じさせてくれます

 

 

 

・バッファロー
その名の通り、水牛革です
あまり聞き馴染みはないかもしれませんね
水牛の名の通り、水に弱いとされるレザーの中では水に強いとされています
柔らかく腕に馴染むのも早いと言われています

 

 

・ラム
子羊の革
軽くて柔らかく手触りも抜群です
が、水に弱く傷が付きやすいのでお手入れはまめにした方がいいかもしれません

 

 

他にも珍しい物や合成皮革を入れれば、もっと種類は多様です
そしてこれにカラーヴァリエーションが加わるのです

 

凄いですよね?
ご自身でベルトの付け替えが出来る方なら、その日の気分や洋服に合わせて印象を変えるのも楽しそうです

 

自分では変えられない・・という方でも
革ベルトは元々何年かで交換するもの
その度に印象を変えるだけで新しい時計を購入したかの様な気分になる事間違いなしです

 

 

 

最近はレザーベルト、金属製ブレスレット以外にもラバーベルトやラバー&レザー、セラミック、ナイロン等様々な素材が誕生し、選択肢は増えています
その中でも、すたれることなく高級時計のベルト差材で選ばれ続ける「革」
その魅力は使い込むごとに馴染み、愛着を感じる事が出来るというのも大きく関係しているのだと思います

 

確かにお手入れが面倒だったり、使用する季節を選んだり、手が掛かるかもしれません
でもその分、自分好みに育てる事が出来るのが「革」なのです
自分だけの「革」
その魅力は他のベルト素材では感じる事が難しい魅力ですよね

 

是非、皆さんもこれを機に「革」にも注目してみて下さいね
自分好みの「革」がきっと見つかります!