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時計の雑学

高級時計の代名詞【Rolex】とは?

公開日: 2021/03/24

数ある高級時計の中でも【Rolex】と言えば、その知名度は別格なのではないでしょうか?
時計にあまり詳しくない私でもその存在は知っています

 

初めて高級時計の購入を考えたとき
失敗したくない時計選びのとき
まず、ロレックスを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

 

ただロレックスと言う名前は知っていても、それがどんなブランドなのか?
どうして人気が高いのか分からないという方もたくさんいらっしゃると思います

 

そんな誰もが知る【Rolex】について、書いてみようと思います

 

 

1905年 ロンドンでハンス・ウイルスドルフによって時計販売の専門店が創設されました
これがロレックスの始まりでこの時ハンス・ウイルスドルフはまだ24歳だったそうです

 

まだまだ懐中時計が主流だった時代、腕時計の性能はあまりいいものではなかったこの時
「腕時計の時代が来る!」
と予見していたハンス・ウイルスドルフは信頼性を高めるため高性能で小型のムーブメント製造を行っていた「エグラー社」のムーブメントを搭載します

 

自社の時計に短くて、どの言語でも発音しやすい
さらムーブメントやダイヤルに刻印した際に美しく見える名前をと考え1908年【Rolex】と言う名前が生み出されました

 

さらに品質にこだわったロレックスは1910年、腕時計としては世界初、スイスクロノメーター歩度公認検定局からクロノメーターの公式証明書を獲得しました

 

さてここで、皆さんは「クロノメーター」が何かご存じでしょうか?
私は何かの機能だと、割と本気で思っていました・・
実は「クロノメーター」とは「規格」だそうです
「JIS規格」とかの「規格」です
現在ではスイス公認クロノメーター検定協会が規定するムーブメントの精度規格を通過したものだけに認められるものだそうで、
それだけ時計としての精度が認められている、と言う事ですね

 

 

さらにロレックスはクロノメーター精度を追求
1914年にはイギリスのキュー天文台よりA級証明書がロレックスの腕時計に与えられました
これは当時、航海用のクロノメーターにのみ与えられるものだったようでこれ以来、ロレックスの時計の精度が全世界に知られることとなりました

 

1919年 時計製造で有名なスイス、ジュネーブに会社を移しモントレ・ロレックスSAとして登録されたようです

 

1926年には世界に衝撃を与えた「オイスターケース」が発表されます
これは完全防水のケースの事で、金属の塊からケースを削りだして、裏蓋とリューズをねじ込み式にする事で高い気密性を持ち水や埃のケース内への侵入を防いでいます

 

1931年 自動巻メカニズムを持つ、パーぺチュアルローターを世界で初めて開発したのもロレックスです

 

これによってロレックスの時計はデザインだけでなく実用的で高精度な時計の代名詞になっていきます

 

1945年 デイトジャストが発表されます
ダイヤルの3時位置に付けられた小窓に日付が表示された初の自動巻き時計
今では一般的なデイト機能ですがこれも最初はロレックスだったんですね
現在このデイト機能が一般的な機能であることは、どれほど多くの人に影響を与えたのかを物語っているような気がします

 

 

このシンプルで機能的なデザインは今でも人気の高いロレックスの代表モデルですね

 

ご紹介した
・オイスターケース
・パーペチュアル
・デイトジャスト
この3つが【Rolexの3大発明】と言われていて
ロレックスが世界的に有名になった事、精度が高く実用的である事、高い人気を得た事の所以だと言われています

 

ロレックスと言えば【Rolexの3大発明
まずはこれがロレックスを知る上で欠かせない要素なんですね

 

ロレックスと言えば、もちろん高価なモデルも多く高級時計のイメージばかりが先行していました
こんなに実用的な時計だったとは知りませんでした
価格的にも高額なものから少し手の届きやすい物まで幅が広く
だからこそ、多くの人の手に取られ人気、知名度共に上がっていたのかもしれませんね

 

信頼出来る時計を目指したハンス・ウイルスドルフの思いが今も受け継がれてるブランド、それがロレックスかもしれません