神秘的な美しさ!「サファイヤクリスタルケース」の時計をご紹介
高級時計の風防で有名な「サファイヤクリスタル」
高い硬度を持ち大切な時計を守る風防として高級時計ブランドでは選ばれる事が多い素材です
その「サファイヤクリスタル」をケースとして使用している時計があるのをご存じですか?
サファイヤクリスタルガラス
風防の素材として高級時計では定番の「サファイヤクリスタル」
「サファイヤクリスタルガラス」と呼ばれる事もありますが、正確には鉱石(人工サファイヤ)で出来ているのでガラスではありません
以前風防について書いた「意外と知らない?時計を守ってくれている「風防」の事」で詳しく書いていますが
最大の特徴はその硬度です
鉱物に対する硬さを図る尺度の一つである、モース硬度
貴石の硬さもこのモース硬度によって書かれている事が多いのですが1~10までの数字で表されており
世界で一番硬い石とされる「ダイヤモンド」が10と位置付けられています
逆に一番柔らかいと位置づけられているモース硬度1の石は「タルク(滑石)」とされておりチョークに使用されてます
そして、サファイヤクリスタルはこのモース硬度が9と位置付けられているんです
ダイヤモンドの次に硬いんですね
でも、時計の風防が派手に割れてしまう事ありますよね?
モース硬度9なのに?
そうなんです、この場合の硬度とは引っ搔いたときに傷が付くか付かないかと言う指標であり
ハンマーなどで叩いたり、落としてしまったりした場合には割れる事もありますので気を付けましょう
元々、この硬度によって加工が難しく安価には出来ない為
一般的なカジュアルウォッチには使用される事は少ないです
高級時計でも風防:サファイヤクリスタルと明記される程
それほど加工が難しいとされているサファイヤクリスタルでケースを作るって・・
凄い技術力ですよね
でも、本当に不思議で美しいんです
サファイヤクリスタルケースが美しい時計
HUBLOT(ウブロ)
HUBLOTからはいつくかサファイヤクリスタルケースの時計が発表されています
ビッグバン ウニコ サファイヤ
一見、ホワイトのように見えますがクリアなサファイヤクリスタルのケースです
こちらの画像の方がクリアな感じは分かりやすいかもしれませんね
透明感半端ありません
クリアなので当たり前なのですが、時計のケースではあまり見る事がないので不思議な感覚になります
時計の内部を見せながら、精密機械を保護するための堅牢性を兼ね備える新しい素材を研究開発し、生み出された合成サファイヤ、いわゆるサファイヤクリスタルです
その素材にはウブロによる革新的な技術力が終結しています
更にHUBLOTはこのサファイヤクリスタルに美しいカラーを付ける事にも成功しています
ビッグバン ウニコ イエローサファイヤ
こちらもクリアな感じは下画像の方が分かりやすいかもしれませんね
他にもパープルとオレンジのサファイヤクリスタルケースがあります
どれも美しい時計に違いはないですが、その分価格も雲上時計となっています
最初にご紹介したクリアのサファイヤクリスタルが定価:¥7,975,000
イエローサファイヤクリスタル 定価:¥12,254,000
パープルサファイヤクリスタル 定価:¥23,287,000
オレンジサファイヤクリスタル 定価:¥21,450,000
一番価格が低いクリアのサファイヤクリスタルでも約8百万と、かなりの高額時計となっています
パープル&オレンジの時計はトゥールビヨンが搭載されているのでその分、価格が高額になってしうのは分かるのですが・・
私には眺めるだけの憧れ時計です
RICHARD MILLE(リシャール・ミル) RM 07-02 オートマティックサファイヤ
今や高級時計の代名詞となった高級時計ブランドRICHARD MILLEからもサファイヤの美しいモデルが発表されています
カラーサファイヤのブロックを削りだして作成された美しいトノー型のケース
マザーオブパールや惜しげもなくダイヤがセッティングされたダイヤルは女性らしさはもちろんの事
正に芸術作品のような繊細な美しさです
しかし、その透明性から覗く精密機器の躍動感は力強く
現代社会を生きる女性達にピッタリと言えるでしょう
CHANEL(シャネル) ボーイフレンド スケルトン
J12の爆発的流行から、時計にも力を入れているCHANEL
女性人気の高いボーイフレンドのコレクションにも世界限定100本ですがサファイヤクリスタルケースの時計が発表されています
こちらも、定価:¥10,824,000と1千万超えの雲上時計
しかし、女性らしいエレガントさを備えたさり気ない高級時計は憧れます!
やはり、サファイヤクリスタルをケースに使用すると言う事は
加工技術の高さと、ムーブメントを守る堅牢性が必要です
手軽に出来る事ではありませんし、大量に生産出来るものでもありません
その結果、サファイヤクリスタルケースの時計はどれも、驚くほどの高額な価格が付いているものが多いですね
しかし、その美しさは特筆すべきもである事も確かです
こういった時計を見ていると、時計って本当に「使用できる芸術作品」なんだなと思います
飾って楽しむ芸術もあれば、体感して感じる芸術もある
時計は使用する芸術ですね