とっても便利「GMT」機能！ 【GMT】と【UTC】の違いとは？
GMT機能で有名なモデルと言えば、ロレックスGMTマスターⅡです
モデル名にも含まれる「GMT」とはどんな機能なのでしょうか？
知らなきゃ損なこの機能、今回は「GMT」について書いていきます
世界共通時間
昔々、まだ時計が一般的でなかった頃・・
時間はそれぞれの国で割と気ままに使われていました
しかし、文明が進化・発達し各国がそれぞれの国を行き来するようになり不便が生じたのです
それはそうですよね、一時間という時間の長さは同じでも今、何時なのか？と言う時刻の基準が国によってまちまちであれば国と国の間で時間の話しは出来ません
そこで、1884年アメリカのワシントンで世界子午線会議が世界25ヶ国参加で開かれました
その会議の中で、イギリスのロンドンにある「グリニッジ天文台」を通る子午線を経度の基本とする事が決まりまったのです
この決定により、グリニッジ天文台の経度を0とし、15度ずれる毎に１時間の時刻が進む（遅れる）事が世界で時間の共通とされました
そしてこのグリニッジ標準時間こそが「Greenwich mean time」、略して「GMT」なのです！
GMT と UTC の違い
世界共通の時間「GMT」・・
残念ながら100年間で18秒程度のズレがあります
そこで、現在では精密な天体観測と原子時計によって、より精度の高い協定世界時が使用されています
この協定世界時こそが「Universal time coordinated」、略して「UTC」なのです
この様に、現在では世界の基準時間として「UTC」が使用されていますが、先ほどお伝えした通りそのズレは100年間で18秒程度
日常生活において影響が気になるような大きなズレではありません
よって、「GMT」もほぼ同義として現在でも使用されているワードなんです
GMT機能
GMTが何なのか、と言う事はお分かりいただけたかと思います
では、肝心の「GMT機能」とはどんな機能なのでしょうか？
簡単に言うと「二か国の時刻を表示出来る」機能です
GMT機能が付いた時計には、針が3本付いています（秒針が付いて入れば4本）
時針と短針、そしてもう一本が24時間表示されているもう一つの時刻を指しています
そうなんです、これって・・
海外滞在中には凄い便利な機能だと思いませんか？
ビジネスで海外に滞在している時には勿論の事、SNSやネットワーク通信が発達した現在、海外に居ながら自国の人と連絡が簡単に取れるようになりました
でもそんな時、「あれ、今日本って何時だっけ？」と思う事ありませんか？
私は、結構あります
そんな時に大活躍するのがこの「GMT機能」なんです
海外出張が多いビジネスマンや海外旅行が大好き！と言う方には本当にお勧めの機能だと思います
GMT機能搭載モデル
実際にGMT機能が搭載されているモデルをいくつかご紹介します
ロレックス GMTマスターⅡ
モデルの名前にも「GMT」が含まれている、rolexの人気モデルです
やはり「GMT機能」と言えばこのモデルを連想する方も多いと思います
両方向回転可能式のベゼル、ロレックスならではの実用的で視認性の高い24時間計用針
この針に合わせるかのようにデザインされた秒針も含めバランスの優れたデザインになっています
パネライ ルミノール
PANERAIのルミノールはベゼルには何も表示されていません
GMT針が付いているだけのシンプルな表示方法になっています
その為、ケースはすっきりした印象を与えてくれます
視認性と言った意味では少し見にくいかもしれませんが、シンプルなケースで軽やか、スタイリッシュな印象を与えてくれます
ブライトリング
ブライトリングからは沢山のGMT機能搭載のモデルが発表されています
今回はAvenger Ⅱ GMT とナビタイマーをご紹介します
Avengerはベゼル部分に24時間計が表示されているのに比べ、ナビタイマーではダイヤルの中に表示されています
それぞれ受ける印象は全く違いますね
しかし、両方ともブライトリングらしさ、と言うか遊び心と言うか・・
高級感だけではない冒険心というか他のブランドにはない印象があるように思います
GMT機能について書きましたが、どうですか？
便利だと思いませんか？
海外に多く行く方とそうでない方で使用頻度は大きく変わるかもしれませんが、海外によく行く方には是非、1つは持っておきたい機能です
GMT搭載の時計も今回ご紹介しなかった時計が沢山ありますのでチェックしてみて下さいね
