ドレスウォッチやフォーマル用の時計、薄型の腕時計を探した時に必ず目にする「PIAGET」
とにかく品が良く美しいPIAGETの時計
今回はそんな気品溢れるPIAGETについて深堀です！

 

 

 

 

PIAGETの誕生

 

 

1874年スイス、ジュラ山脈にある小さな村「ラ・コート・オ・フェ」
この小さな村の農場の片隅にジョルジュ＝エドワール・ピアジェが工房を開き時計の部品・ムーブメント製造を始めます
これが「PIAGET」の始まりとされています

 

なんとこの時ジョルジュ＝エドワール・ピアジェはまだ19歳だったそうです
家族と共に始めたこの小さな村の小さな時計工房が後の世では世界的に有名なジュエリー＆ウォッチブランドへと成長していくのですから凄いですよね

 

ジョルジュ＝エドワール・ピアジェは工房を始めた早い段階から「常に必要以上に良いものをつくる」をモットーとし、その高い技術と情熱、性能の素晴らしさは全く間に広がり数々の有名時計ブランドから注文を受けるようになります

 

1911年には、ジョルジュ＝エドワール・ピアジェの息子「ティモテ・ピアジェ」が会社を引き継ぎ部品やムーブメント製造だけでなく本格的に懐中時計や腕時計の製造を開始します

 

1943年には、ティモテ・ピアジェの息子「ジェラルド・ピアジェとヴァランタン・ピアジェ」（←創業者であるジョルジュ＝エドワール・ピアジェの孫）が後を継ぎ【PIAGET】を商標登録、本格的に時計ブランドへと成長していく事となります

 

自らのブランド「PIAGET」を冠した時計を始めて製造したのもこの年のようです

 

 

 

 

薄型ムーブメントへの探求心

 

「PIAGET」と言えば、薄型を連想される方も多いと思います
ヴァランタン・ピアジェによる薄型ムーブメントへの探求は1957年バーゼルフェアで発表された手巻きキャリバー「9P」によって世界に衝撃を持って伝えられ、以降薄型ムーブメントへの探求は情熱をもって継続されます

 

1960年にはなんと薄さ2.3mmと言う、世界で最も薄い自動巻きキャリバー「12P」を発表
ギネスブックにも認定されました
今日では薄型ムーブメントと言えばPIAGETと言われる程、その印象を確固たるものにしています

 

 

 

 

「美」への探求

 

1959年には、ジュネーブに第一号店となるサロンをオープンさせます
このサロン、時計だけでなくハイジュエリーも扱うサロンだったのです

 

金細工やジェムセッティングにも力を入れ、時計の宝飾だけでなくジュエリーとしても創作していく事となるんですね
そして、この2つが融合され1963年に発表されたのがオーナメンタルストーンを文字盤に使用したカラフルで美しい腕時計でした
これは、時計の技術と宝飾の感性を持つPIAGETだからこそ、生まれた時計なのではないかと思います

 

このカラフルな時計達はもちろん世界を驚かせ、PIAGETの持つ「美」への感性も世界に認められるものとなりました

 

 

こうした歴史と実績から、PIAGETの時計はエレガントで上品であり、芸術的な美しさ等の印象を持つようになったんですね

 

「エレガント」ではPIAGETが印象的な理由にも納得です

 

 

 

 

PIAGETを代表する時計

 

PIAGETの美しい時計をいくつかご紹介していきます！

 

 

PIAGET　POLO

 

最近のトレンド「ラグスポ」を取り入れた、真のラグジュアリースポーツウォッチ
時代を反映した「今」のPIAGETのアイコン的モデルです

 

 

画像右のPIAGET　POLO　EMPERADORウォッチは何と価格￥9,680,000とお値段も驚愕ですが
ダイヤモンドが160個セッティングされており総カラットは約1.39にもなるようです
118本限定という事で、スペシャル感もありますね
一見しただけではドレスウォッチに見えてしまうぐらい上品な時計達ですが、POLOシリーズはスポーツウォッチと位置付けられています

 

 

 

PIAGET　Altiplano

 

クラシックな雰囲気をそのままにPIAGETの伝統的なモデルを現代的に解釈したAltiplano
極薄のケースは驚くほどで、ドレスウォッチの代表です

 

 

芸術品と言われても納得の美しさですよね
ALTIPLANOコレクションは究極のエレガンスを追求した時計です
ここまでシンプルなのに気品に溢れているのは素晴らしい！の一言です
新作のフラワー文字盤も嫌らしさが全くなく絵画の様
自社製薄型ムーブメントのなせる業でしょうか

 

 

 

ジュエリーウォッチ

 

ジュエリーにも力を入れているPIAGETだからこそのジュエリーウォッチ
美しく輝く宝石と時計の融合は他の追随を許しません

 

 

本当に綺麗ですよね
アクセサリーを着用しているかのようです
時計と宝石の繊細な融合、薄型ムーブメントだからこその着用感
ドレスウォッチの王様です

 

 

如何でしたか？
「PIAGETってどんな時計？」と聞かれたら、「エレガントな時計」と答えたくなるような
正に気品溢れる、美の時計
しかしそれは、「美」だけでなく時計の製造への情熱と探求心があってこそなせる業
PIAGETが誇る「薄型ムーブメント」こそ、「美」に繋がる唯一なのかもしれません