意外とある、留め具(尾錠)の種類!使いやすさと印象を探る!
腕時計は手首に装着して使うもの
時計を選ぶ時、その留め方に注目される方ってどれくらいいらっしゃるんでしょうか?
でも実は意外と種類があるんです
今回はその時計の「留め方」に注目してみました!
尾錠・バックル
時計の用語ではこの時計を止める部分の事を【尾錠】と言います
【尾錠】とは、帯状の革等の端に付け、他方の端をはめて締め留める金具
との事でした
尾錠はバックルとも言われ、時計に限らず“ベルト”の留め具なども同じように呼ばれます
・・・が、イメージとしてはベルトの留め具は総じて「バックル」と呼ばれている事が多い気がしますよね?
時計では形状によって「尾錠」と「バックル」が言い分けられているような気がします
尾錠(ピンバックル)
腕時計において一般的に“尾錠”と言われる形、“ピンバックル”と言われる事もあります
一般的に広く使用される留め具で、一本のピンを穴に通して止めるタイプの尾錠です
革ベルトの腕時計、ドレスウォッチやレディース時計には多く使用されているイメージがありますね
何故なら尾錠はシンプルでスマート、古くから使用されている形と言う事も有りクラシカルな印象が強いからです
また、構造も単純で手首に負担が掛からない事も利点です
もう1つ大きなメリットとしては、使用する素材の量が少なくて済むので、同じ素材の他の留め具に比べ価格が抑えられる、というのがあります
また、ピンを穴に差し入れて固定するので、サイズを変更したい際にも穴の位置を変えるだけで済むので手軽に変更できます
一方、デメリットとしてはベルトへの負担が大きい事です
想像に難しくないと思いますが、レザーベルトなどはピンを通した穴はどうしても広がりやすくなってしまいます
その為、使用感も出やすくなってしまいます
また、ラバーベルトであれば、そこから切れてしまう事も稀ですがあります
Dバックル(フォールディングバックル)
フォールディングとは“折りたたむ”と言う事
ベルトをバックルの内側に折りたたむように収納し固定する形となります
このバックルは主にレザーベルトやラバーベルトに多く使用されている印象があります
初めて使用する時には、自身の手首周りに合わせてバックルの位置を調整する必要があるので、煩わしさもあるかもしれませんが位置が決まり一度固定してしまえば、次からの脱着はとても簡単
尾錠に比べてベルトを痛める心配も少ないのは利点ですね
また、尾錠に比べて脱着時の落下の心配も減るのではないかと思います
バックル
主にメタルバンドに多く採用されている固定方法で、Dバックルのメタルブレス版と言う感じでしょうか?
また、このバックルにもいくつか種類が存在しています
・片開き
その名の通り、一方から開くタイプのバックルです
ROLEXなどで多く採用されています
ダイバーズウォッチ等のスポーツウォッチに多く採用されており、留めた上から蓋をする二重ロックになっているものもあります
尾錠に比べ留め具そのものもサイズが大きくなってしまいますので、ケースの大きなものと相性が良いです
近年人気が上がり続けているスポーツウォッチの印象がやはり強いですね
・両開き(観音開き)
センター位置から両方に開くように開閉するタイプ
多くのブランド、メタルバンドで採用されています
プッシュボタンで開閉出来るようになっているものが多いです
片開きより、大きく開くので脱着時には少し気を付けた方がいいかもしれません
片開きのバックルより留め具の大きさは薄い印象があります
これによってかは分かりませんが、ドレスウォッチの様なエレガントな印象があります
如何だったでしょうか?
今回は多く採用されている4種類の留め具をご紹介しました
時計の留め具と言っても種類や印象がそれぞれにあるんですね
自分が好きな尾錠のタイプもあると思います
腕時計を選ぶ際にはケースで探す方が殆どだと思いますが、使いやすさと印象と
ケースとのバランス等、これからは尾錠にも注目してみて下さいね!