高級時計、後悔しない為に修理前に確認しておくべき事はある?
大切な高級時計、大事に使えば何十年、100年だって使える時計です
修理に出したことでその価値が下がってしまったり、別の故障の原因になってしてしまっては大変ですよね
そこで今回は、高級時計を修理に出す前に知っておきたい事をまとめてみました!
メーカー保証の有無
先ずは当たり前ですが、購入した際に付いていた保証があるか確認しましょう
保証期間内であればメーカーで修理してもらうのが一番安心ですし、修理代金もかかりません
新古品や中古品で購入した場合でも、販売店舗が独自の保証期間を設けている場合がありますのでその保証期間内であるかどうかの確認は必ずしておきましょう
見積もりを出して貰う
修理に出す際は必ず見積もりを出して貰いましょう
きちんと仕事をして下さる修理屋さんなら、裏蓋を開け状態を確認した上で見積もりを出してくれるはずです
見積もりも出さないで受けてしまうような修理屋さんは怪しいです
その上で、適正価格であるか見極めましょう
相場より高額だったり、逆に低額すぎる場合も気を付けた方がいいでしょう
時計の修理にも相場がありますのできちんと価格が適正範囲であるか見極めましょう
分からない場合は何店舗か見積もりを出して貰うのも一つの手ですね
純正部品であるかどうか
これが一番大切かもしれません
大切な事なのに、確認するのを忘れがちなポイントかもしれません・・
きちんと仕事をしてくれるほとんどの修理屋さんでは、基本、部品が故障していて交換などになった場合純正部品を使用する事を前提に見積もりを出してくれているはずです
しかし、ごく一部の悪質な修理屋さんでは外部部品を使用する場合があります
これは要注意です!
外部部品を使用した場合、時計としての価値は大きく下がってしまいます
また、メーカーに後日オーバーホール等に出す場合外部部品を使用していると断られてしまいます
せっかく正規メーカーで購入してもこれでは意味がありません
純正部品がすでにない場合などは、必ず外部部品になる事を確認してくれるはずですので、ご自分の意思で修理するか決定して下さいね
部品交換がある場合には、「純正部品ですよね?」と確認してみてもいいかもしれません
また、普段高級時計の扱いがないような時計屋さんなどですと、悪意なく外部部品を使用してしまう場合もあるかもしれません(←ないと思いたいですが・・)
高級時計の修理には、高級時計を普段から扱っているお店に出す事をお勧めします
熟練の職人さんが居るか?
高級時計のほとんどは機械式時計であり、その内部機構はとても複雑な精密機器です
時計の修理には裏蓋を開け、故障部分を確認、必要であれば部品の交換などをしなくてはなりません
その場合、いったん分解しなければならないわけです
修理完了後、再度組み立てるのですが元々複雑機構の精密機器
熟練の腕がなければ綺麗に組み立てられません
時計の複雑機構の扱いに慣れた職人さんが居るかどうかはとても大切な事なんです
しかし、私達にはその修理屋さんにどんな職人さんが居るのかまで分かりませんよね?
昨今ではインターネットが普及し、HPを持っている店舗も多いので
その修理屋さんが過去にどんな時計を修理しているか
「実績」等が掲載されている場合はきちんとチェックしておきましょう!
信頼関係が大事
正直、よっぽど専門の知識がない限り、本当のところってよく分かりませんよね?
ご自身で裏蓋を開けられる人もそう多くないと思います
部品の交換や最悪ムーブメントごと交換!なんて言われても修理を依頼する側にしたら言われたことを信じるしかないのです
修理を依頼する際には、よく話し合い、少しでも疑問に思ったことや腑に落ちないこと、気になる点も何でも聞ける信頼関係を築いておきましょう
この人になら預けても大丈夫!と言う、信頼関係があれば
万が一高額な修理代金になったとしても納得出来ますよね
高級時計を購入した際には、修理やOH、メンテナンスの為にご自身の信頼できる行きつけ時計屋さんを持っておくのもいいかもしれません
参考になったでしょうか?
大事に使用すれば100年だって使い続ける事が出来る高級時計
永久保証を謳っているブランドもあるくらいです
これは、簡単な事ではありません、100年以上の歴史を持つブランドの創業以来全ての自社時計に対する永久保証
それは、自社製品に対する自信の表れだと思います
そんな高級時計を修理に出したせいで台無しにしてしまってはもったいない!
修理に出す際は、しっかり業者を見極めて信頼出来る店舗にお願いするようにしましょう