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時計の雑学

ROLEXから「認定中古時計」が発表!これからの中古ROLEX市場はどうなるか?

公開日: 2022/12/08

ROLEXの公式HPに“ロレックス認定中古時計”というページが新設されました
ROLEXが公式に自社ブランドの中古時計の販売を行うという事です
高騰が続くロレックスの中古市場はどうなっていくのでしょうか?

 

 

 

 

ロレックス認定中古時計

 

ROLEXの公式HPに「ロレックス認定中古時計」というページが新設されました
これには世界中から注目が集まっています

 

まだ、詳しい事はあまり分かっていないのですが、現段階で発表されている事をまとめてみます!

 

 

 

公式にROLEXの中古時計が購入できる

 

 

1.  真正性を保証

 

「Rolex Certified Pre-Owned」という特別な正規品販売店で販売する事によって、同店で販売されたロレックス中古時計の真正性を保証する事

 

 

2. 品質の保証

 

ロレックスが保証する品質基準を、中古品であっても満たしている事
その品質の保証

 

 

3. 2年間の国際保証の保有

 

ロレックスが真正性と品質を保証している事により新品と同様、購入日より2年間の国際保証を保有する事ができます

 

 

 

現段階ではこれくらいの詳細しか分かっていないのですが
つまりは中古ロレックスウォッチ(3年以上経過したもの)の真正と品質を保証するという事です

 

この「Rolex Certified Pre-Owned(ロレックス認定中古時計)」の正規販売店で時計を購入した場合
真正性の証明として専用のタグが付与されます

 

 

このタグが「ロレックス認定中古時計」の正規販売店で購入した事の証明となり2年間の国際保証が付与されます
そうして、発行される保証書もまた特別な保証書となります

 

 

更には、“専用ポーチ”に時計本体ロレックス認定中古時計タグ2年間の国際保証カード保証マニュアルアフターサービスに関する小冊子が収められるようです

 

一体どのような専用ポーチなのでしょうか?
気になります

 

 

 

 

ロレックス認定中古時計の背景

 

 

これまでも、ロレックスでは中古市場の価格高騰を良く思っていませんでした
2018年ケースバックに貼られている保護シールを正規店購入時に店頭で剥がす事が世界基準とされました
これは、購入時の傷の有無を確認する事もそうですが“転売防止”の意味合いの方が大きかったようです

 

保護シールを剥がす事が何故、転売防止になるかというと
中古市場において、保護シールが貼ってあることが新品の基準だったからです

 

保護シールがなければ、新品ではなく未使用品となってしまい
買い取りの価格は大きく下がります
この事から、転売目的の購入であった場合新品でなくなれば購入意識が下がると考えられたのです

 

今回の「ロレックス認定中古時計」の販売に当たっても

 

 

「唯一 正規品販売店が、ロレックスの販売と修理受付を行う事が出来る」

 

 

という声明をHPにも公開している事から
転売目的の購入により品薄状態が続いている事
中古市場の価格が高騰し定価より高くなってしまっている事
を解消したいという思いがあるのではないでしょうか?

 

 

 

 

ロレックス中古市場の今後

 

現在ではヨーロッパ(スイスとオーストリア・ドイツ・フランス・デンマーク・イギリスの6ヶ国)の正規販売店Buchererでの実施となっているようですが
その他の国の正規販売店では2023年春頃から順次開始されるようです

 

まだ、この販売店での価格がどのように設定されるかは分かっていません
この価格設定によっては日本のROLEX中古市場にも大きな影響が出るかと思います

 

どのような形で影響がでるか、私には想像しか出来ませんが
個人的には価格の高騰が止まるのかな?と思います

 

「ロレックス認定中古時計」専用のタグや保証カード等は珍しい為価格が上がったりするのでしょうか?
しかし、それでは本末転倒
やはり現在の異常な高騰は落ち着くのかな?と思います(←あくまで個人の想像です)

 

止まる、止まると言われ続けながら高騰が現在まで続いているROLEXですから
どう動くかは本当に予想不可能ですね・・

 

動向を見守っていきたいです